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木造聖観音立像(1躰)

村指定文化財

指定年月日

昭和56年3月27日

所在地

大字清水田字堂前乙41 [地図]

所有者

常照寺  

木造聖観音立像

檜材の寄木造りで念入りに内刳がなされ、小像ながら彫り口が細やかである。宝髻の髪筋は刻まれていないが、お顔は面長、豊満にして、玉眼が嵌入されその尊容もみごとに調われているが、やや相貌に人間味らしささえうかがわれる。衣は通肩に纏い、その煩瑣な動きあるしわのつくりは、いくらか拡張ぎみに巧みにこなされている。鎌倉以降の宋朝風が各地に後世まで影響したが、この像もその名残が良くうかがわれる室町時代の作と推定される。

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