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本文

木造千手観音坐像

村指定文化財

指定年月日

昭和56年3月27日

所在地

大字田川字宮ノ北丙13 [地図]

所有者

長龍寺

木造千手観音坐像

寄木造(よせぎづくり)で、像高80cmほどの小像42本の手をもち、頭上に十面の化仏(けぶつ)を乗せている。白豪の水晶は強く輝いている降魔座(ごうまざ)である。本手は胸前に蓮華合掌をし、第二手は腹の下部に鉄鉢を捧げている。後部の40本の手は数本を残して折れ、10本近い指も持物を失っている。この40手には各眼があり、すがる人の心をもらすことなく救い上げる意味がある。
台座に「宝永二年二月一日 後日御無事願 宝永二年二月朔日」とあり、宝永二年(1705)の製作であることがわかる。

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