村指定文化財
指定年月日
昭和56年3月27日
所在地
大字田川字作園乙59-2 [地図]
所有者
禅定寺

像高128.3cm。ヒノキの寄木造(よせぎづくり)で、本体を前後に矧いで内刳りをしている。錆(さび)漆(うるし)地の上に極彩色がよく残る。頭は髻を結い、その前面に宝冠を頂く。胸飾りをつけている。錆漆地や左右の垂(すい)髻(けい)などは後世に補ったものである。顔は面長で、五頭身の背丈に見合うよう調和が保たれている。また衣の襞(ひだ)は細かく彫られており、全体が繊細で柔らかい。額の髪際を見ると室町時代の終わりごろにさかのぼる可能性がある。
文化財一覧へ戻る