ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

木造徳一菩薩坐像

村指定文化財

指定年月日

昭和56年3月27日

所在地

大字勝常字代舞1737 [地図]

所有者

勝常寺  

木造徳一菩薩坐像

ケヤキの一木造りで、平安時代後期の作とされる。両袖口先端や、両手首より先は後世の作である。この像は、明治時代に入ってから徳一の像と認識されるようになったようであるが、像そのものは江戸時代から堂内にあった可能性がある。
高いほほ骨をもつ顔立ちや浮き出た肋骨は、高僧の峻厳(しゅんげん)さを表してるのに対し、着衣は簡素に表現される。表面には彩色の痕跡がある。額から鼻の左側にかけて切込みがみられるが、「木屎(こくそ)彫り」という、一木造であるが故のひび割れ対策の一種である。

文化財一覧へ戻る