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湯川村

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彫刻(県指定・村指定)

県指定 木造地蔵菩薩坐像
県指定文化財

指定年月日昭和53年4月7日
所在地大字田川字作園乙59-2 [地図]
所有者禅定寺

木造地蔵菩薩坐像  ヒノキの寄木造(よせぎづくり)で、彩色されている。左手に宝珠(ほうじゅ)、右手に(しゃく)(じょう)を持つ地蔵菩薩の典型的な姿で表現されるが、錫杖は失われている。(ひたい)中央には(しろ)(ごう)、両目は水晶を嵌め込んだ(ぎょく)(がん)である。首筋は三道(さんどう)を表し、左足を前にして安座(あんざ)している。切れ長な目に、鼻筋が通ってすっきりした面持ちであるが、ふっくらした両頬にあどけない少年の風情がある。衣の上に袈裟をつけている。彫りだされた衣文は複雑で、自然なしわを表現している。

玉眼や姿態、衣文の表現などに在地での造立とは異なるリアルさがみられることから、鎌倉時代の最新流行を取り入れた秀作である。
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木造徳一菩薩坐像 
村指定文化財

指定年月日昭和56年3月27日
所在地大字勝常字代舞1737 [地図]
所有者勝常寺

木造徳一菩薩坐像  ケヤキの一木造りで、平安時代後期の作とされる。両袖口先端や、両手首より先は後世の作である。この像は、明治時代に入ってから徳一の像と認識されるようになったようであるが、像そのものは江戸時代から堂内にあった可能性がある。

高いほほ骨をもつ顔立ちや浮き出た肋骨は、高僧の峻厳(しゅんげん)さを表してるのに対し、着衣は簡素に表現される。表面には彩色の痕跡がある。額から鼻の左側にかけて切込みがみられるが、「木屎(こくそ)彫り」という、一木造であるが故のひび割れ対策の一種である。

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木造聖観音立像 
村指定文化財

指定年月日昭和56年3月27日
所在地大字田川字作園乙59-2 [地図]
所有者禅定寺

木造聖観音立像 像高128.3cm。ヒノキの寄木造(よせぎづくり)で、本体を前後に矧いで内刳りをしている。(さび)(うるし)地の上に極彩色がよく残る。頭は髻を結い、その前面に宝冠を頂く。胸飾りをつけている。錆漆地や左右の(すい)(けい)などは後世に補ったものである。顔は面長で、五頭身の背丈に見合うよう調和が保たれている。また衣の(ひだ)は細かく彫られており、全体が繊細で柔らかい。額の髪際を見ると室町時代の終わりごろにさかのぼる可能性がある。
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木造千手観音坐像
村指定文化財

指定年月日昭和56年3月27日
所在地大字田川字宮ノ北丙13 [地図]
所有者長龍寺

木造千手観音坐像  寄木造(よせぎづくり)で、像高80cmほどの小像42本の手をもち、頭上に十面の化仏(けぶつ)を乗せている。白豪の水晶は強く輝いている降魔座(ごうまざ)である。本手は胸前に蓮華合掌をし、第二手は腹の下部に鉄鉢を捧げている。後部の40本の手は数本を残して折れ、10本近い指も持物を失っている。この40手には各眼があり、すがる人の心をもらすことなく救い上げる意味がある。

台座に「宝永二年二月一日 後日御無事願 宝永二年二月朔日」とあり、宝永二年(1705)の製作であることがわかる。
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木造薬師如来坐像 
村指定文化財

指定年月日昭和56年3月27日
所在地大字清水田字堂前乙41 [地図]
所有者常照寺

木造薬師如来像  ケヤキの一本彫の内刳りを施し、膝の部分は寄木である。吉祥坐で壇信徒に吉祥を授ける。黒(しっ)(ぱく)の法衣に、肉身部は金の漆箔でいずれも後世に補われている。(びゃく)(ごう)相で、両目は水晶を嵌め込んだ(ぎょく)(がん)である。三道(さんどう)は美しく整い、螺髪は小さめであるが、地髪と肉髻の調和し優美な造形である。台座に「大仏尉庄総薬師」と墨書されている。年号はないが、本来の造立年代は鎌倉時代にさかのぼる可能性がある。

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木造阿弥陀如来坐像 
村指定文化財

指定年月日昭和56年3月27日
所在地大字湊字奈良町丙40 [地図]
所有者長照寺

木造阿弥陀如来坐像 寄木造で、手は来迎印(らいごういん)をむすび、吉祥坐(きっしょうざ)で座し、壇信徒に吉祥を授ける。全身金の漆箔を施し、頭頂部の肉髻は正しく並び、朱の肉髻もはっきりと見える。白豪や三道をきちんと表し、(のう)()の襞も整っていることから、江戸時代の定型化した特徴を持つ。お顔は温和である。台座も調和のとれた八重(やえ)蓮台(れんだい)で、台座に「享保十六年 二月吉日 再興磯部又四郎」とあり、江戸時代の享保16年(1731年)に磯部又四郎が再興したことがわかる。
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木造大日如来坐像及び両脇侍蔵 
村指定文化財

指定年月日昭和56年3月27日
所在地大字浜崎字室町706 [地図]
所有者遍照寺

木造大日如来坐像愛染明王坐像不動明王立像
木造大日如来坐像及び両脇侍像(右:不動明王立像 左:愛染明王坐像)

 本尊は法量全高134cm、像高67cmの黄金仏の大像で勝常寺を除く最大の仏像である。五角形の宝冠の寄木造りで、冠帽から美しい瓔珞を左右に垂らしている。水晶の白毫が輝き三道を拝した下目づくりのお顔は峻厳で尊さを感じさせる。台座に安永3年作の銘がある。脇侍の愛染明王坐像は法量長40cm、焔髪に獅子頭をつけ三眼六臂の憤怒相である。各手の持物は左手の独鈷だけが現存し、他の五手は失っている。不動明王像は法量全高92cm、像高37.5cm。半裸体の憤怒形で怒髪の頂きに蓮華座をのせている。上下の出牙2本は唇を固くかみ、左手に羂索、右手に利剣を握り、裳裾も火炎の方に伸びて実に活動性である。

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